2024年6月13日 木曜日。
前回の那須茶臼岳に続いて、今年2番目の百名山、天城山です。天城山の最高地点は、万三郎岳(1406メートル)ですが、もう一つのピーク、万二郎岳(1299メートル)だけを登ろうと計画しました。天城山には、これまで2回ほど登っています。1回目は、天城高原ゴルフ場から万三郎岳で折り返し。2度目は、修善寺からバスで天城峠に、そこから天城山系を縦走しました。縦走路は健脚向けと案内にありますが、特に危険個所もなくその時は楽に縦走できたという印象です。
東京から新幹線で熱海へ、伊東まで電車、そこから先はバスで終点まで乗るのですが、駅のバス乗り場に貼り紙があって、折り返し伊東駅行き最終が「16時45分」だそうです。何とバスは一日3往復しかなく、この時間(午前10時台)から山に登ったとして、帰りに乗るバスは、この最終しかなさそうです。すると万二郎岳で引き返したとしたら、時間が大いに余ってしまうでしょう。
今日の天気予報は晴れでしたが、なんだか雨が降りそうな空模様。バスは空いていました。登山で来ている人は青山だけでした。まあ平日なので登山者も少ないのかもしれません。昔なかった「天城縦走登山口」という新たなバス停がありました。とりあえずそこでバスを降ります。その近くには広い駐車場がありました。自家用車が何台か留まっていました。その駐車場には、割と立派なトイレもあります。
さて、いよいよ登山開始。まずは分岐のある四辻まで行きました。ここで左に行けば万二郎岳は近い。道は緩やかな登りです。ほとんど危険はないと思います。ただ道が分かりづらいかも?登山している人も少ない。中間地点を過ぎてしばらく進んだところで急に傾斜がきつくなりました。しかもここら辺の土は滑りやすい。何とか登れそうですが、下山時のことが心配になってきました。こんな急なところを下るのは無理。残念ですが引き返そうとまで思いました。道はこっちで合っているのか?上を見上げると標識があります。では道は正しいのか?迷っていると、下から若い登山者二人組が登ってきます。「なんか道が急になった」と言っていましたが、若いのでどんどん登っていきます。その後について青山も登山再開。周りの枝などに捕まりながら急坂を登りきると、看板と柵が見えて、進むと新たな登山道に出会いました。後ろを振り返って看板を見ると、「この先 通行禁止」とあるではないですか!あれれ、道間違い。どこで間違えた?まあ帰りに確かめてみよう。するとその時、先ほどの若い登山者二人組が正規の登山道を下から上がってくるではありませんか!彼らは例の急登が間違いであることに気付き、一旦戻ってこの正しいルートを登ってきたものと思います。一ヵ所だけ標識があったのは、もしかしたら昔使われていたルートかも?
さて、そこから先はなだらかな登り、ほどなく万二郎岳山頂に到着。山頂は小さな広場になっていて、南側が切れて海が見渡せます。この時間から万三郎岳を往復しても最終バスには間に合いそうでしたが、まあ当初の計画通りここで引き返すことにしました。下山開始後、空がゴロゴロ鳴っています。雷とともに、雨が降ってきました。でも樹林帯なのでまったく濡れません。山でにわか雨に降られて、慌てて傘やレインウェアを取り出す方がいますが、すぐに止む?と思われるので時間の無駄でしょう。多少は濡れるのもいい。さて、道間違いの場所が分かりました。登りの際急坂に出会ったその場所で、右を見上げればそこに看板があります。ここで左に行ってしまうと通行禁止箇所に行ってしまう。そこにも通行禁止の看板がありましたが、青山の勘違いでした。
そこから先も登ってきた道を下って、早駐車場まで戻ってきました。雨は相変わらず降っていました。登山口を出たとたん傘が必要になりました。パス最終時間まで後3時間ほどもありました。駐車場のベンチで雨やどりしながらバスを待ちました。
写真1 登山道入口
写真2 四辻
写真3 急な登り
写真4 通行禁止の看板
写真5 万二郎岳山頂
写真6 山頂から下界
写真7 道間違いの分岐
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