群馬県と長野県の境にある日本二百名山です。遠くから見ると山の上が台形の形、あるいは船の形をしていることから「荒船山」。
東京からだと少し位置的に遠いため高崎で前泊しました。高崎駅前のホテルで泊。
翌日上信電鉄に乗り終点の下仁田駅へ。そこからバスに乗り換えます。小型のバスです。行き先は三ツ瀬。川沿いに林道を歩いて、相沢登山口へ。長年使っていたリック(25リットル)の肩掛けが切れそうで心配です。登山口には何台かマイカーが留められていましたが、登山者は見あたりません。
尾根に向けて急坂を登ります。途中岩の下に小さな社がある中ノ宮の横を過ぎる。さらに急登。疲れてきた頃尾根が見えました。一息登れば尾根に上がります。ここから先は比較的平坦です。頂上に向けて山頂部を歩きます。その先で何と山の上に川が流れているではありませんか!驚きです。しかもかなりの水量です。この水はどこから来るのか?その先に峰があり、登りきれば荒船山山頂です。頂上ですが展望はあまりよくありません。
眺めのいい場所に向かいます。登山道を戻り、艫岩(ともいわ)までくると展望台がありました。ここから上州信州の山が見えます。そこにはたくさんの人が休んでいました。この展望台の縁は絶壁です。落ちたら大変。こんな場所でも注意が必要。不用意に崖に近づかないこと。木々で隠されていますが、突然足もとが崖の場合も。
下山は来た道を戻り群馬県側の相沢登山口へ。下山中人には会いませんでした。この荒船山は駐車場がある長野県側から登る人が多く、群馬県側から登る人は比較的少ないようです。
もう里まで15分ほどのところ、やせ尾根を下っていたときです。目の前に大型の獣らしきものが。何と熊です。熊は大きな犬のようでしたが、こちらの姿を確認した途端、慌てた様子で大急ぎで逃げていきました。熊も人間が怖いのです。気配は感じたことはありますが、目の前で熊を見たのは、今回が初めて。すぐに逃げ去ったので怖いという感じはありません。まだ熊が近くにいるものと思い、その尾根を通る際、ステッキで地面をトントン叩きながら通過。(青山は普段熊鈴を持参しない)
無事下山。帰りはバスの終点市野萱まで歩き、バス、電車を経由して帰宅しました。
写真1 荒船山山頂
写真2 艫岩展望台
写真3 展望台から1
写真4 展望台から2
写真5 足もとは崖
写真6 下山したところ
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