山頂で会いましょう

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武甲山(埼玉県)


この山にも多少因縁があります。最初は挫折しました。真夏の暑い日でした。この山の難点は、駅(西武線横瀬駅)から登山口までが長いこと。その間永延と車道歩きです。バスもありません。この車道歩きでほとほと疲れ、アスファルトの上で何度も座り込みました。ようやく登山口。少し進んで疲れ果て、あえなく撤退。
(注) 山頂まで行けなかったものは「登山の記録」に載せていません。
調度この時期1年間で何回山頂に立って何回撤退したかで、何勝何敗という具合に記録を付けていました。この時点で8勝1敗。2敗以上にはしないことを目標に毎年山に登っていました。
同じ年の9月再度挑戦。
まだ20代のころに秩父を訪れ秩父から三峰口まで歩いたことがありました。そのときこの武甲山の山らしい姿を見て、印象に残ったことを覚えています。
見た目素晴らしい山ですが、石灰岩を削られて、次第に形の崩れた山になってしまったのは残念です。
今回あの横瀬駅からの長い車道歩きを避けて、秩父鉄道の浦山口駅からのルートにしました。途中道を間違えました。車道をジグザグに上った先に湖が。人造湖の「浦山湖」らしい。ダムの付近で交通整理をしていた人に尋ねて、こっちじゃないことが判明。引き返しました。大変な時間のロス。あきらめて帰ろうかと思いましたが、再度撤退するのも嫌で、道を確かめてようやく登山口へ。九十九折に山道を登ります。急登でしたが、意外と早く尾根に、他にもたくさんの人が登っていました。中には自転車を担いでいる人も。
山頂に神社があり、展望台の手すりから秩父市街を見下ろしましたが、曇っていた精で何も見えず。山頂では写真を撮っている人も。
下山は横瀬方面に下ります。下山道でもたくさんの登山者とすれ違い、中には犬を連れて登っている人も。犬は喉が渇いていた精もあり雨水をすするように飲んでいました。
確かこの日は土曜日だったと思います。今日は採掘は休みかと思っていたところ、下山中びっくりするほどの発破の音が。休みは日曜日だけの模様。
車道まで降りるとそこに何台ものマイカーが停車していました。人気の山のようです。道わきに冷たい水が湧きだしていました。
そこから採掘のトラックが行きかう車道を車に注意しながら横瀬駅へ。この帰り道だけは楽しくなかった。

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