北アルプス最高峰、憧れの名山、穂高です。(穂高は難易度三ツ星(上級)です)
ここも小屋泊まり、一泊二日で計画しました。前回の「焼岳」同様上高地から向かいます。
上高地は「日本のスイス」と言ってもいい、日本一?の避暑地です。林の中に池あり沢あり、野鳥や猿などの野生動物あり、花あり野草あり、都会とは別天地です。
林の中の道を抜け、登りに入ります。上りきった沢のそばに「岳沢小屋」がありました。以前は岳沢ヒュッテというものがあったのですが、雪崩で焼失。その後この岳沢小屋が建てられたそうです。小屋到着後例によって明日登るコースを下見。上から下りてくる登山者とすれ違いました。この「重太郎新道」(注)は、北アルア゜スの三大急坂と言われるようになかなか急です。途中のクサリ場や長い梯子は他ではないくらいに多い。梯子の上から降りてきた若い?女性。早い足取りで降りてくる。恐らく槍ヶ岳方向から大キレットを越えてきたような感じです。
しばらくして小屋に引き返す。夕食後相部屋で就寝。ここ北アルプスは若者や中高年など登山者も様々です。話をした中高年のご夫婦も大キレットを越えてきたようです。青山もいつか越えたいのですが、高所が苦手な青山にできるか?
翌日は朝食抜きで早々と出発。青山よりも先に出た登山者を何人か追い抜く。さすがにこれだけ梯子やクサリが多いとスピードも出せません。カモシカの立場、雷鳥広場を通過。ようやく「前穂高」(標高)の分岐に到着。(この辺りを「紀美子平」と言う。重太郎さんのお子さんの名) 登りも一段落?ここから吊尾根を越えれば奥穂高です。この分岐で大勢の奥穂高方向から降りてきたグループがザックをデポ(その場所に荷物を置いて軽身で山頂を目指す)して前穂高山頂を目指していました。単独のおじさんも前穂高に向かうようです。「前穂高には登らないの?」と聞かれましたが、青山としては最高峰の奥穂高(標高3190メートル)さえゲットできればそれで目的達成。早々と下山するつもりです。
この吊尾根もクサリや岩の登りがあります。そこでも何人かの登山者(恐らく涸沢や北穂高からきた感じ)とすれ違う。北側を見ると涸沢の山小屋と点のようなテントがいくつも張られているのが見下ろせました。
そしてようやく山頂到着。天気は良好。紫外線が強い。(この時はサングラスを掛けずに来たので、帰ってから目を痛めました)
山頂には3190メートルと記した石と社があります。南を見ると、前回登った「焼岳」が足下に見えます。その先に乗鞍と御嶽が。そして西穂高から続く険しい峰々が伸びていました。東に目を向けると、前穂高、その先の彼方に富士山が薄っすらと確認できました。北側はは槍が岳の鉾先が、それに続く大キレットの道が峰にそって伸びていました。
写真を撮って下山。吊尾根でのクサリ場の下りは難儀しました。下りは特に苦手です。途中、岩のトラバースでルートが分からなくなっていた中年夫婦に道を案内して、山を下る。途中前穂高で別れたおじさんと出会い、話をする。下からもたくさんの登山者が登ってきます。さすが人気の北アルプスです。
岳沢小屋着。ここまで来れば安心です。
上高地までの下山道、中高年のおばさんと若いガイドの二人連れを抜かしました。このおばさん実に足が早い。ガイドさんが追いつくのが大変です。
途中「風穴」というところがあって、岩に開いた穴から冷たい風が吹き出していました。ここが火山地帯である証拠。ここ北アルプスの南部には多いのです。
上高地到着。その日の内に帰宅。
(注)重太郎という小屋の主人が切り開いた道。
写真1 梓川と河童橋
写真2 上高地周辺
写真3 小屋からの眺め
写真4 岳沢小屋
写真5 小屋を出発
写真6 乗鞍・御嶽方面
写真7 西穂高方向
写真8 奥穂高
写真9 涸沢を見下ろす
写真10奥穂高山頂
写真11前穂高と富士
写真12大キレットと槍ヶ岳
写真13ジャンダルム
写真14上高地を見下ろす
写真15風穴
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