山頂で会いましょう

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六甲山(兵庫県)・生駒山(大阪府・奈良県)


青山は関西、特に大阪が大好きです。その大阪で一番楽しい日が毎年1月9日から11日にかけて行われる十日戎(とうかえびす)。有名な「商売繁盛で笹もってこい!」の掛け声がなんともにぎやかでいい。ということで、今回山をかねて正月明けの1月10日に出掛けました。
大阪で有名な山といえば、「六甲山」(正確には神戸)と「生駒山」です。合わせて2泊3日です。
初日、新幹線で新神戸に。徒歩で神戸港へ。神戸タワーに上り、港と町の背後に連なる六甲の山々を眺めました。神戸は山と海に挟まれた狭い地域ですが、発展した町です。(他にも、神戸市水の科学博物館、神戸海洋博物館、カワサキワールドなども訪れました) 三宮のビジネスホテルで泊。
翌日は暗いうちに起き出して阪急神戸線の芦屋川駅で下車。そこから徒歩です。ようやく朝が明けてきました。
川沿いの道を上り、住宅地を抜けて登山口へ。付近に滝(高座ノ滝)があります。登山道を進むとクサリ場が出てきました。ここはロックガーデンといい、日本のロッククライミング発祥の地です。ロッククライミングといえば北アや谷川岳をイメージしますが・・・
岩を登って風吹岩に到着。ここから神戸の街が望めます。山道を進み、ゴルフ場の横(中)を通り抜けて、さらに進むと自動車道に出ます。そこを横切って坂道を上ったところが六甲山山頂です。付近から神戸港が見下ろせました。山頂近くまで道路が通じており、車で行けばもちろん簡単に頂上到着です。
反対側は有名な有馬温泉。そこへ下りました。道は北側に伸びており、上りにはなかった雪が付いていました。ストックをついて有馬から上ってきた老夫婦とすれ違います。道はなだらか、林の中を下り、やがて有馬温泉の外れに出ました。町の中を通り温泉街に出ました。さすがわ関西一の温泉。にぎやかです。
帰りは有馬から大阪梅田行きバスに乗り込みました。高速道路を通って、大阪駅前で下車。地下鉄に乗って難波へ。歩いて十日戎の行われている今宮戎神社へ。本日は十日戎最終日、1月11日です。
難波駅から屋台が多数並んでいます。人も大勢出ています。境内に入りました。ここも人で一杯です。周りには福娘といって若い女性が並び、笹やお札を売っています。この十日戎、青山はこれで二度目ですが、東京からわざわざ来る価値はあると思います。とにかくこの雰囲気。
その後は通天閣に上がり、有名な「ビリケンさん」(注1)を拝んでから、新世界で串カツ(注2)を食べ、ビールを飲む。JR新今宮駅から奈良方面に向かいました。途中の大和小泉駅で下車。近くのホテルで泊。
翌日は、真っ暗な中起き出して、JR関西線で王子駅へ。そこから近鉄生駒線に乗り換え元山上口で下車。
川を渡り、住宅地の坂を上って山里の道に入ります。谷沿いを進み、千光寺の清滝石仏群の横を通ります。ここには大きな岩がいくつかあり、上ることが出来ます。
その先は本格的山道。登山道というより作業道の感じです。GPSを頼りに迷わないように進む。やがて「信貴生駒スカイライン」に出る。ガイドブックのルートよりかなり南より(信貴山より)に出ました。やはり作業道でルートを誤ったようです。(ルート的には、鳴川峠にて出る予定が南の道を進んでしまったみたい) この「信貴生駒スカイライン」は自動車道なのですが、平行して歩道があります。その道を北へ向かって進む。鳴川峠を越えてさらに進むと公園(府民の森)に出る。そこから大阪の街を見下ろせます。住宅地に入り、「闇峠」を越える。そこから先は登りです。
道はアップダウンがあり、最後の上りでバテ気味になりました。山道を登りきって平坦になったところに遊園地がありました。ここが生駒山の山頂です。遊園地は冬期のため営業休止。
帰りはケーブルカーを使いました。ここのケーブルカーは実にユニーク。車体の格好他、踏切があったり、途中で複々線になったり。まさに日本一のケーブルカー(注3)。生駒駅からは、近鉄と地下鉄を乗り継いで新大阪へ。
(注1)アメリカ生まれの「幸運の神様」。足裏をかくとご利益がある?
(注2)串に刺したカツで、ソースは一度だけ付けるのが決まり
(注3)この生駒ケーブルは、日本で初の営業用ケーブルカー

写真1 神戸港          
写真2 神戸タワー       
写真3 六甲の山々       
写真4 ロックガーデン     
写真5 朝もやの神戸の街   
写真6 クサリ場         
写真7 風吹岩          
写真8 六甲山山頂       
写真9 山頂より神戸港    
写真10有馬温泉街      
写真11生駒山から大阪の街
写真12生駒山ケーブルカー 
写真13生駒駅から生駒山  

ムービー1 高座ノ滝

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