11月下旬。山はもう完全に冬です。青森県の最高峰岩手山に向かいました。新幹線で新青森駅に降りたとき、「こんなに寒いのか」と思いました。北風が尋常じゃない。東京とは比べ物にならないくらい寒い。
前日は新青森から弘前へ。弘前市内を見学。弘前城と周辺の武家屋敷、そしてねぶたの館、津軽三味線鑑賞。弘前は田舎と思いきや、なかなかの都会です。大きなビルもたくさんあります。目を引くのは岩木山。この特徴ある岩木山はここ津軽平野のどこからでも見えます。岩木山、別名津軽富士は、津軽の人のシンボルです。
駅前でバスの運行状況を確認。道路が氷結しているため、スカイラインを経由しての八合目までのバスは利用できません。ルート変更。弘前駅から嶽温泉まで行き、その登山口から徒歩で登る。その日は駅前のホテルで泊。
翌日はバスで嶽温泉へ。登山口には小さな鳥居がありました。しばらくなだらかな道が続きます。周りの木々は皆冬枯れていました。坂道に入ります。登りきったところが八合目です。
そこには駐車場がありますが、道路は通行止めです。車は有りません。夏場にはリフトがあります。八合目から上はすべて雪です。リフトの横の道から山頂を目指しました。旧火口のそばを通って九合目へ。途中の池も凍っています。九合目避難小屋に到着。この小屋には鐘がありました。その先は岩の急登です。氷に覆われて滑りそうですが、アイゼンなしで慎重に登ります。(もちろん今回アイゼンは持参せず)
やがて山頂到着。天気は良好。雪の上の頂ですが、下界にはまだ雪はありません。北側を見ると日本海、津軽半島、そして十三湖が眺められました。山頂には三角形のモニュメントや岩木山神社奥社がありました。
雪の頂から慎重に降りる。八合目まで降りるとバスが動いていました。おそらく温度が上昇したため道路の氷結がなくなり、通行止めが解除されたものと思われます。そのままバスには乗らず、登ってきた道を登山口まで下りました。緩やかな道でしたが、霜に足をとられて転倒。ズボンを汚す。登山口到着。公衆トイレでズボンを洗い、バスに乗り弘前駅へ。
土産を買って電車に乗り込みました。なお、弘前駅の発車メロディーは津軽三味線です。
写真1 弘前城
写真2 弘前市内から岩木山
写真3 岩木山登山口
写真4 山頂を見上げる
写真5 八合目から山頂
写真6 山頂の社
写真7 山頂から弘前市内
写真8 岩木山山頂
写真9 山頂から日本海
写真10津軽半島と十三湖
写真11下山道を見下ろす
写真12岩木山を振り返る
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