標高は2000メートル近い奥秩父の山ですが、東京から日帰りしました。多摩川の源流で有名です。
11月冬間近。山は既に初雪を終えていました。
JR中央線塩山駅からバス。広瀬湖近くの新地平から山道(林道)を広川に沿って歩きます。最初は緩やか、途中から林道が切れた。橋のない川を石伝いの飛び越えます。そこからは本当の山道。傾斜も増します。正面に雁峠の尾根が見えます。雁峠に差し掛かり本格的な登り。ようやく雁峠到着。眺めがよいです。峠の目印の辺りには雪が付いていました。この雁峠から尾根伝いに、東に行けば飛龍山から雲取へ。西へ行けば雁坂峠を越えて甲武信岳へ行くことができます。奥を眺めると、特徴のある端正な三角形をした笠取山山頂が見えました。
途中雁峠山荘の横を通って上り、一旦下がってまた上る。その小さな鞍部は雪で覆われていました。そして最後の上り。ここが一番の傾斜でジグザグに登っていきます。この登り、雪が深くなればアイゼンなしでは上れないかもしれません。ようやく狭い山頂に到着。冬枯れの空の向こうに富士が見えます。
帰りは唐松尾山の方に下りる。山頂から降りる所が多少急です。慎重に。山頂の下を通り「水干」ということろに来ました。ここが有名な多摩川の源流。最初の一滴が落ちるところです。冬枯れのためその滴は確認できませんでしたが、多少水が溜まっていることろを見つけました。ここから河口の東京湾まで138キロだそうです
下山は来た道を戻ります。途中広川を横切るところで、山頂付近にいた中高年のご夫婦が、川を渡れず立ち往生していることろに出会いました。どうやらここを(川を)どう飛び越えたらいいのかわからないとのこと。岸は近年の洪水でえぐられており、飛び越える位置が確認できない様子。(ご夫婦は反対側(作業平橋?)から来たため、登る際はここを通っていない) 青山はもちろん来た時に飛び越えていますので、位置が分かっていました。石と石に挟まれた一番狭いところを飛んで示しました。ご夫婦ともご年配でしたので多少心配でしたが、二人とも何とか川に落ちずに飛び越えました。
川を越えた後、バスの時間もあることから、ご夫婦と別れて青山は先を急ぎました。ところがバス停で待つ間にご夫婦も戻られたのです。お礼にキャラメルをいただきました。夏と違って日が短い。塩山駅に着いた時、辺りは夕闇でした。
写真1 雁峠
写真2 笠取山山頂方面
写真3 雁峠からの眺め
写真4 笠取山頂上
写真5 頂上から富士
写真6 多摩川の源流
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