山頂で会いましょう

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川苔山(東京都)


「川乗山」とも書きます。ここも東京から日帰りOK。
最初に登ったのは、2007年5月。
青梅線の終点奥多摩駅から日原方面行きのバスに乗り、川乗橋バス停で下車。土日ともなるとこのバスには大勢のハイカーが乗り込みます。そしてほとんどの人がこの「川乗橋」で降りるのです。驚くほど人気の山です。
そこからゲートをくぐって川に沿って林道を歩きます。途中林道横から沢沿いの登山道に入ります。木橋をいくつか渡り沢を登って有名な「百尋ノ滝」(ひゃくひろのたき)に出ました。東京都の中でも割と落差のある滝です。
そこから横の岩に上がり、急坂の登りが始まります。一旦沢に下りてまた急坂が始まります。平坦になったわずかな場所で休憩、小さな沢の横でもまた休憩。最後はジグザグの登り。ようやく尾根に上がりあと一息で山頂です。山頂は人でにぎわっています。時期もいい5月。富士山が眺められました。
帰りは鳩ノ巣駅方面の長い下りです。大根ノ山ノ神の小さな社を過ぎて、最後の急な坂を下りると駅はすぐです。
二度目は雪山。2008年2月。
東京都でも一番雪の多い時期です。1年前に来た時と同じルートをたどりました。沢を渡る木橋にも雪が着いていました。滑らないように慎重に。百尋ノ滝も凍っています。この辺りは東京都でも雪が深いところです。夏来たときは急に思った岩に雪が着いていて、上れるのかと心配しましたが、難なく越える。さすがに雪山は春夏よりも登っている人ははるかに少ない。しかしいました。山頂までの道のりにトレースがはっきりとつけられていました。山頂は50センチくらいの積雪でしょうか。下山も同じく鳩ノ巣方向へ。下山の際、雪が多いので、持ってきた5本歯の軽アイゼンをはめようと取り出したのですが、寒さの中装着に手間取り、結局付けずに下りました。寒い中持ってきた手袋(実は軍手)もはめませんでした。
2015年5月、調度ゴールデンウイークでした。
例の東京都県境の尾根道踏破として、その前に登っていた日向沢ノ峰から棒ノ折山方面に向かう予定でした。同じく川乗橋バス停からから林道へ。途中の沢沿いの道が土砂崩れのため通行止めのようです。そこでそのまま林道を進みます。百尋ノ滝に降りる川苔山登山口を過ぎてさらに林道を歩きます。日向沢ノ峰に続く尾根の下を通るトンネルに出会いました。そこで尾根に上がる道を探しましたが見つかりません。仕方なく引き返し、百尋ノ滝に降りて、川苔山方面に向かいます。時間をロスしたこともあってその日は県境歩きは中止。せめて川苔山の山頂を踏んでから帰ることにしました。途中の急坂も何のその。次々に登山者を追い越し、休みなく登り続けて山頂到着。帰りはまた鳩ノ巣方向へ。走るような速足で下ります。
途中大根ノ山ノ神で道を間違えました。そのまままっすぐに尾根に沿う林業の道に入ってしまったらしい。アップダウンを繰り返すうちに間違いに気づきましたが、自分の後から大勢の登山者が付いてきてしまったようです。「どうもこの道違いますね」と言ったところ、「でも道ははっきりしていますから、こっちでいいと思います」と言われたら進まざるを得ない。その後急な下りになりました。明らかに道が違う。下るのを止めると、後を付いてきた若いハイカーたちが「でも、電車の音も聞こえるし駅は近いのではないか」とさらに降りていきました。道を間違えて一旦下ると、また引き返すために登るのがしんどい。降りていくうちにどこかに出るだろう。これが危険な考えなのです。
後から来た人たちに言いました。「こっちは違いますよ。私が確かめてきます」と言って一旦戻り、道が違うことを確かめてから、みんなに知らせにまた戻りました。例の若いハイカーたちも戻ってきました。その後正しい道を教えて事無きを得たようです。(後になってこの場所を通った時、その間違えた道にはロープが張られていました)
7年前には間違えずに下っているのですから、それが今回急いでいたせいもあったのか道を間違えるなんて、情けない話です。
作業道と登山道を間違える。奥多摩には特に多いのです。気を付けましょう。

以下、2007年5月に登った時のもの
写真1 百尋ノ滝 
写真2 山頂   

ムービー1 夏の百尋ノ滝

以下、2008年2月に登った時のもの
写真3 山頂   

ムービー2 冬の百尋ノ滝

    
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