これが2020年最後の登山です。今年はいろいろありましたが、最後は近場の低山。低山と言ってもここ三浦半島の山々は実に面白い。
京浜急行が掲載している「三浦アルプ・トレッキングMAP」に従い、逗子から森戸川を遡り、東京湾側の田浦に至るコースを歩いてみることにしました。以前登った二子山のコースを途中まで歩き、林道終点から南沢に沿って進むコースです。
2020年11月14日土曜日
京浜急行、逗子・葉山駅から徒歩で森戸川に沿って林道を進みます。林道といっても車一台通れないほどの狭い道です。やがて林道終点。そこは広場になっていて、左に進めば二子山。真っ直ぐ進んだ先で急に道が狭くなり南沢に降ります。そこから先の道が分からず、川の中を歩く。水量が少ないため何とか歩けますが、本当にここが登山コースか?と思えるほど。やがて水が深い淵に出て、そこでユータン。帰りがけ、南沢に降りたところに道らしきものを見つけましたが、本日はそのまま家に帰りました。本当にここ三浦アルプス一帯は道が解りにくい。(だから面白い)
2020年11月28日土曜日
同じように森戸川の林道を遡り、二子山との分岐まで進みます。そこから南沢に降り、反対側の岸に上がると、そこに道がありました。道は川沿いに続いています。藪の道です。あまり人が歩いていない感じで蜘蛛の巣がところどころに張っていました。途中二回ほど沢を渡る。二回目に渡った先で道迷い。あくまで沢に沿って歩いていくと、藪の中に。引き返したところで、今度は左方向の道を進みます。道は藪ですが、ここは明らかに登山道です。左の山の上の方から動物の気配がして。イノシシか?この辺り、人は誰一人歩いていません。その先に分岐。標識があります。六把峠の方向へ。そこから先でまた道が不明瞭になりました。今度は沢の中を直接歩きます。左の沢を登ったところで行き止まり。引き返して今度は右の小さな沢を登る。左に明らかな登山道を見つけました。進むとロープがありました。沢を外れて尾根に取り付くところ。明らかな登山道をジグザグに登っていくと、展望が開けた六把峠(南中峠)にようやく出ました。現在位置が分かったことで、やっと安心。本当にここは道が不明瞭。あまり人も歩いていない様子です。
この辺り、至る所に注意の看板が掲げられ、”遭難事故多発”とありました。大半は道迷いと思われます。うなずけます。ここは道が不明慮な所がいくつかあり、標識も少ない。初心者一人では迷うかもしれません。低山でもあり、付近から自動車の音も聞こえてくるほどの所。しかし道を見失い、藪の中に迷い込んで出口が分からない。断崖絶壁はありませんが、細い道から足を滑らせれば下に落ちます。初心者の単独歩行は危険かもしれません。
六把峠にはいくつかの分岐があって、中尾根を進む道。中沢へ下る道。青山は反対の尾根を乳頭山方向へ進みました。尾根道は展望が利くから安心。海が見えました。東京湾です。
さらに尾根を進むと最後の登り、上り切ると乳頭山山頂です。横須賀方向の海が見下ろせました。晴天です。海が青々と見えます。
下山は、京浜急行の田浦駅へ。下山道は比較的緩やか。道も明瞭。ただ所々に分岐があって、地図で確認しないと思わぬ場所に出てしまうかもしれません。一部急な崖があってロープ伝いに下る。足もとのおぼつかない青山は、上ってくる人に待っていてもらう始末です。この尾根道は沢道と違って他にも沢山の登山者が歩いていました。そろそろ12月とは言え、天気は最高でした。いくつかの分岐を標識に従って進み、住宅地の横に出ました。街の中を歩いて京浜急行の田浦駅到着。
低山と言ってもある意味、ここは日本一の秘境かも?しれません。楽し〜い!また来年も訪れたい。
2020年11月14日に撮影
写真1 逗子・葉山駅
写真2 ゲートを越えて
写真3 林道より
写真4 林道終点の広場
写真5 沢の中を歩く
2020年11月28日に撮影
写真6 沢に沿った道
写真7 やぶ道
写真8 沢を渡る
写真9 途中の標識
写真10六把峠
写真11尾根道
写真12斜め十字路
写真13海が見えた
写真14乳頭山への登り
写真15乳頭山山頂
写真16横須賀方面
写真17下山道
写真18田浦へ下る
写真19登山口
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