山頂で会いましょう

トップへ戻る 登山の記録へ戻る

扇山(山梨県)その2


2020年8月19日 水曜日
今年は梅雨が長かったせいか、最近は雨も降らず日本全国記録的な暑さです。今回これまで2回登っている山梨県の扇山に向かいましたが、こんな猛暑の中、低山を登るのはただ暑いだけだと思います。
JR中央線鳥沢駅から徒歩で登山口に向かいました。住宅街の道の所々に案内版があるので迷いませんが、この道程が長い。住宅地を抜けゴルフ場の縁に沿って歩き、ようやく登山口へ。ここまで1時間も掛かりました。登山口にはトイレ、管理事務所そして沢山のベンチがありましたが、誰もいません。(この山はさすがに道やベンチが整備されている) コロナ騒ぎにより人々が外出を控えていることもあり、さらにこの猛暑です。夏休みとは言え、平日だったこともあり、登山中に出会った人は4人だけでした。
しばらく登って、わずか10分足らずで早バテてきました。暑い精で身体が水分を欲しがる。見つけたベンチに腰掛けてペットボトルのスポーツドリンクを飲む。もう引き返したい気分です。折角来たのだから、この先の水場まで歩くつもりで、先を進みました。ようやく水場。3本の筒から水が勢いよく流れ出していました。この光景を見ているだけで涼しくなります。近くのベンチに掛けて休んでいると会社から電話が。話をしているうちに少し体力が戻った感じになり、今一度山頂を目指すことにしました。道は九十九折りの急登。ただリズムを付けて登ると、それほど苦じゃない。休まずに登っていきます。杉の木の根元から水がしみ出している「水呑杉」を通過。(この水呑杉からの清水は飲めるほどの量ではありません) 分岐を通過して尾根に到着。右へ行けば山頂。左は以前登った百蔵山に至ります。5分ほどで山頂到着。山頂は無人です。天気は晴れ、日影になるような木陰は在りませんが、風がさわやか。意外に山頂はすがすがしい。標高は1000メートルちょっとですが、下界との違いを感じます。
帰りはまた来たルートを戻る。一日中暑い日でした。

写真1 鳥沢駅       
写真2 登山口まで歩く  
写真3 登山口の様子   
写真4 登山道とベンチ  
写真5 水呑杉       
写真6 尾根に出た所   
写真7 扇山山頂     
写真8 山頂から付近の山
写真9 山頂の様子    

ムービー1 水場の流水

コロナの影響ですが、当局がリモートワーク等を勧めようとしています。ただし、世の中なかなかそれが浸透しません。もちろん自宅においてパソコンやインターネットを活用し軽快にリモートワークを熟している人も中には(ごく少数)います。しかしそれができる人がいる反面、仕事の形態上それが不可能な人も(沢山)いれば、今までの経験から、そんなIT機器を利用した仕事に抵抗を感じ、どうしても慣れない人もいるはずです。特に日本は欧米と違って、仕事がら人との直接のコミュニケーションを重んじる。しかし、世の中の流れは、ITを駆使した仕事と生活形態のリモート化、オンライン化。この流れに抗うことはできません。いずれほとんどの人が、それ無しには生きられない社会が訪れることはほぼ確実です。ただ、そんな世界が完全に実現するまでには、何年もあるいは何十年も掛かるかもしれませんけど。世の中急には変わらないものです。

ただし、リモートワークにもいいところは当然あります。第一会社に行かなくてもいい。通勤地獄の解消。家にいながら仕事ができる。こんなワークスタイルが可能になったなんて。ある意味夢のようです。この新しいライフスタイルに喜びを得た人もいるでしょう。半面なかなかリモートワークになじめず、家でインターネットとパソコンを使いながらの仕事にアレルギーを覚える人もいるはずです。何しろ今まで何十年も会社に行くのが当たり前。そういう環境で仕事をしてきたのですから。IT環境も整っている上に、会社もそれを勧めている。それでも違和感を覚える。否、この青山もそうですが、家でITを使って仕事をすることに大きな抵抗を感じています。
しかしだからと言って、最初からそれを拒否していたら何も得るものはありません。実際リモートワークをやってみると、山のように問題が出てきます。だから、リモートワークなんかできない。と簡単にあきらめてはいけません。問題は一つ一つ解決すればいいのです。いずれリモートワークが当たり前の世の中が訪れるのは確実です。ただし、人それぞれ事情があります。リモートワーク推進派も反対派ももっと歩み寄るしかないのです。互いに相手の立場を理解するのです。将来リモート派が数で勝り、旧来派が年寄りばかりになって、政府の方針もリモート派に有利なものになった場合でも、多数派が少数派を排除しようとしたら、この青山、それこそ命に代えても反発します。同調圧力なんかには決して屈しない。国際競争力なんか関係ない。必要なことは相手の立場を認め合うことであり、決して競争に勝つこと、反対派を負かすことではないのです。

    
メール