山頂で会いましょう

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羅臼岳・斜里岳(北海道)


いよいよ最後の百名山。あと二つ。それは東京からは遠い北海道の端、知床の羅臼岳と隣の斜里岳です。
羽田から女満別空港へ。空港からJR網走駅まで空港バス。その先から知床行きバスに乗り換えます。斜里経由で終点ウトロに到着。
台風が接近しております。雨風強し。今夜は民宿「酋長の家」に泊。お風呂に漬かって夕食。夕食時に宿のおばあさんがアイヌの楽器「ムックリ」を演奏してました。今晩以前登った「聖岳」のテレビ放送(日本の名峰・絶景探訪)があることからビデオ録画するように家に連絡。
翌日天気は雨です。予約したタクシーで登山口の岩尾別温泉へ。その木下小屋でレインウェアを着込んで、かつ珍しく「熊鈴」をつけて出発。(青山は滅多に鈴を付けません。ただ今回はヒグマの多い知床です。念のため付けました。) 樹林帯の尾根を登ります。雨は一向に止みません。途中から岩場の急坂。沢に沿ってガレ場を上ります。その先は平坦。硫黄岳の分岐(羅臼平)を過ぎて草原の中の道を進みます。岩場の登りに入りました。岩は雨で濡れているので歩きにくい。岩山をよじ登り山頂へ。山頂は狭くて不安定な場所です。雨のため視界はなし。一人だけ登山者がいました。
写真撮影後下山。不安定な岩場を下るのは難。ただし帰りのバスの時間が気になります。岩場を降りたところから足を速めました。途中団体さんを追い抜いて、走りながらの下山です。雨は上がりました。オホーツク海が綺麗に見えます。岩尾別温泉を過ぎて林道を下ります。バス停到着。何とか間に合いました。来たバスは混んでいました。立ち席です。途中で大勢の人が降りる。それ以降バスはすいていて、座席に腰掛けました。
バスで斜里へ。斜里のホテルで泊。ホテルから明日のタクシーを予約。時間つぶしに斜里の街を散歩。明日はいよいよ百名山最後の斜里岳です。
翌日タクシーで斜里岳登山口の清岳荘駐車場へ。
登山開始。林道を少し進むと、沢沿いの道に出ました。沢に橋はありません。石伝いに飛び越えます。途中滝の岩を登ったり、道が不明瞭で藪の中の道に迷い込んだり。旧道コースは道はあくまで沢沿いに続いています。山登りと言うよりも沢登り近い。(百名山)最後の最後でこんなに難儀するとは思いもよりませんでした。やがて沢の上部に出る。道はゆるやかに。そこで昨日羅臼岳の山頂にいた登山者と出会いました。その後急坂を登れば馬の背。尾根を少し登って山頂到着。オホーツク海が望めます。
これでついに日本百名山(深田久弥版)達成です。最初に登った筑波山から12年の歳月でした。最後に登ったこの「斜里岳」の名は一生忘れられないでしょう。携帯で家に報告。
下山は沢ルートをはずして、新道(尾根)コース。こちらの方が眺め良し。しかも滝がないから歩きやすい。ただし尾根から下るとまた沢です。沢を越える際石をはずして靴の中に水を入れてしまう羽目に。駐車場到着。靴を脱いで洗う。山頂から予約したタクシーが迎えに来ました。
運転手さんと会話。百名山を達成しても誰も祝ってはくれない。と話しながらJR斜里駅へ。そこからバスで網走駅へ。飛行機の時間があったため「網走監獄」などを見学してから、女満別空港へ。そこから羽田へ。

写真1 羅臼岳山頂         
写真2 山頂の様子         
写真3 下山道からオホーツク海 
写真4 斜里の街から海別岳   
写真5 斜里岳山頂への上り   
写真6 斜里岳登山道から    
写真7 斜里岳山頂        
写真8 山頂からオホーツク海  
写真9 山頂を後に1        
写真10山頂を後に2       
写真11下山道から斜里方向  
写真12尾根伝いの下山道   

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