山頂で会いましょう

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蕎麦粒山(東京都・埼玉県)


ガイドブックに出ていた東京近郊の山です。奥多摩の静寂が味わえるとのことです。
初回は、2008年9月。天目山(ミツドッケ)に登った時と同じルート。バスで東日原へ。そこからヨコスズ尾根に沿っての登ります。最初は急ですが途中から平坦になります。(多少のアップダウンはあり)
やがて一杯水非難小屋の前に出ます。そこから天目山とは反対に右の道へ。すぐに水が流れている沢に出ます。なぜ一杯水非難小屋というのか、ここでその理由がわかりました。裏に水場があるのです。尾根上ですが水量豊富です。
そこから東京都と埼玉県の県境を辿ります。途中に小峰のアップダウンがいくつかありますが、巻き道もちゃんとあります。仙元峠を越えると下の方からオートバイの音が響いてきました。辺りは静寂とは言いにくい感じです。
蕎麦粒山のピークへの登りを終えて山頂到着。山頂は多人数が休めるほど広くはありません。
下りは反対側に降りました。ピークからの下りは急です。足が滑り、転んでズボンを汚しました。帰りはもと来た東日原バス停へ。
二回目、2014年1月。冬です。奥多摩でも雪は降ります。前回と同じルートでピストンです。
ヨコスズ尾根の途中から道に雪がついてきました。積雪は10センチ程度。大したことはありません。ただし凍っているので滑ります。仕方なく(あまり使いたくはなかった)軽アイゼン(6本歯)を取り出しました。雪道というものは雪の降っている時分は安定していますが、融けずに残った雪が凍ると、滑るので怖いです。
登るにつれて雪は深くなりました。アイゼン歩行は予想以上に時間が掛かりました。ピストンを終えてバス停に戻ってきた頃は夕刻でした。
三回目、2015年5月。例の東京都県境歩きの一環です。東日原からいつものヨコスズ尾根を登って一杯水非難小屋へ。ゴールデンウイーク期間中のため、他にも数グループが登っていました。小屋手前のベンチで一息入れていると、中高年おじさん二人組が声をかけてきました。「これからどこまで?」
蕎麦粒、川苔山経由、青梅線の古里まで、というと「長丁場ですね」と言われました。蕎麦粒のピークを越えて、さらに県境伝いのアップダウン。その上りで疲れました。何とか日向沢ノ峰へ。急な下りを経て踊平。そこから有名な湧水である「獅子口」へ寄りたかったのですが、崩落のため通行止め。残念です。
さらにまた上って川苔山の分岐に出ました。山頂はそこからすぐです。ここから鳩ノ巣駅へ下ることもできますが、赤杭尾根に沿って左の古里駅方向へ向かいます。この道は長丁場なのですが、下りのため疲れません。途中林道に出て、さらに多少不安定なトラバースの道を通り、最終目的地古里駅へ。

写真1 仙元峠    
写真2 蕎麦粒山山頂

    
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