山頂で会いましょう

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大雪山・十勝岳(北海道)


北海道の百名山。北海道は交通費が大変です。できれば一回で二つは登りたい。ということで、二泊で北海道最高峰の大雪山と隣の十勝岳に登ろうと計画しました。
2013年8月。旭川まで飛行機。バスで有名な層雲峡に。層雲峡を見学した後、層雲峡温泉で泊。夜、温泉街では花火を打ち上げていました。
翌日は雨。まずロープウェイとリフトを乗り継いで、大雪の黒岳登山口まで上がりました。登山補導所で登山ルートを提出する。計画したルートとしては、大雪山頂を経由して反対側の旭岳ロープウェイで下り、旭川へ戻る。
まず黒岳への急坂を登ります。雨と霧の中黒岳山頂到着。視界はまったくなし。その先に黒岳石室があります。さらに大雪山頂を目指して、雲ノ平から御鉢平の爆裂火口の北側を回っての進みました。
順調に歩を進めていましたが、途中で思わぬところが。何と8月なのに雪渓が。それも小さなものではありません。山全体が氷に覆われています。後から来た登山者がアイゼンを着けて登っていきました。むろん青山はアイゼンなんか持ってきていません。そのままべた足で氷の上に乗りましたが、滑ったら滑落しそう。残念ですがここで撤退。また黒岳を経由して層雲峡へ。帰りはリフト、ロープウェイを使わず山道を下りました。雨の中だったため、レインウェアは泥だらけです。そのまま旭川の町まで戻り、そこで泊。ホテルでレインウェアを洗う。相当汚れていました。
翌日は晴れ。バスで白金温泉に向かいました。白金温泉バス停から徒歩。上の望岳台まで車で行けるのですが、マイカーを持たない青山は当然歩き。望岳台到着。ここから登山が始まります。火山性の岩がごろごろしている急坂を登ります。麓ではたくさんの人が、雪解け水が流れる川で遊んでいました。急坂を登りきると多少平坦になりました。ただし上部は霧で視界なし。
標識がところどころについています。それに従って進みました。雪もあります。活火山らしく大きな火口が口を開けていました。
最後の登りを経て山頂到着。山頂では視界が開けました。大雪やその南にあるトムラウシがよく見えます。ここ十勝岳とあわせてみな2000メートル峰です。
程なくして下山。望岳台を経て車道を歩き、ようやく白金温泉バス停まで戻ってきました。バスに乗っているとまた土砂降りにあいました。
雨は直ぐにやみ、美瑛(びえい)駅に到着。飛行機の時間があったため、駅の観光案内所で教えてもらった町の銭湯で一風呂浴びて、駅からタクシーに乗り空港へ。その日の最終便で東京へ。結局二つの百名山は無理でした。大雪はまた次回。
2014年8月。今回は何と北海道で5泊しました。三つの百名山を登るつもりでした。その中にこの大雪も入れていましたが、台風のためロープウェイが運休。
結局三つの内一つ(トムラウシ山)だけ登って帰ってきました。トムラウシの話はまた後程。
2014年10月。いよいよ最後の大雪です。今回は何と仕事を利用して出掛けました。旭川まで飛行機。飛行場から旭川市内とは反対の旭岳温泉行きバスに乗りました。10月ということで北海道の2000メートル峰は既に雪です。
ロープウェイで上まで上り姿見に到着。ロープウェイを降りると一面雪です。たいていの人は山に登らず、付近で雪を楽しむだけ。あるいは下から山頂を眺めるだけですが、青山はもちろん上まで行きます。アイゼン装着して出発。
姿見ノ池までは平坦。そこから登りが始まります。こんな雪でもアイゼンなしで登っている人もいました。途中旭岳(大雪の最高峰)の横から噴煙が立ち上っているのが見えました。煙はすごい量です。大雪は明らかに活火山です。
旭岳の右から回りこんで、その先は雪の急坂。アイゼンを利かして登り雪に覆われた山頂に到着。数人の人がいました。眺めは最高です。振り返ると雪はまだない旭川の町が見下ろせました。風が冷たい。町は秋ですが、山は冬です。
帰りはまたロープウェイまで戻りました。アイゼンをしまい、ロープウェイで下って、下の旭岳温泉のビジターセンターに立ち寄ってから、バスで旭川市内へ。
翌日は旭川で仕事でした。

2013年8月
写真1 層雲峡       
写真2 層雲峡の滝1   
写真3 層雲峡の滝2   
写真4 黒岳ロープウェイ
写真5 黒岳山頂     
写真6 黒岳山頂の社  
写真7 途中の雪渓    
写真8 十勝岳を望む   
写真9 十勝岳火山地帯 
写真10十勝岳登山道  
写真11十勝岳雪渓   
写真12十勝岳山頂   
写真13十勝岳山頂から1
写真14十勝岳山頂から2
写真15十勝岳山頂から3
写真16望岳台      

以下、2014年10月
ムービー1 旭岳の噴煙1

ムービー2 旭岳の噴煙2

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