山頂で会いましょう

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鷹ノ巣山(東京都)その2


2018年初めての登山です。今年もよろしくお願いします。
最近なかなか山に行く機会がありませんでしたが、何ヶ月も登らないと体が鈍るのは当然。もう二度と山に行けないかも?なんて心配が出て来ました。と言うことで久々の登山です。青山の好きな奥多摩の鷹ノ巣山です。日帰りで行くには調度いいお馴染みのトレーニングの山です。
2018年3月30日金曜日。天候は晴れ。シャツだけでいると少し寒い。花粉の時期ですが仕方がない。花粉を嫌がっていたら山なんか登れません。金曜日でしたが、会社に休みを入れて出かけました。いつもこの山には土日で登るのですが、今日は平日。電車のダイヤが違っていて、いつも乗る電車がない。朝5時起きで出かけました。
JR青梅線。平日でしたが一目で登山者と分かる人も乗っていました。終点奥多摩駅。そこからバスです。8時10分発「日原鍾乳洞」行きバス(なぜか土日は「東日原」止まりです)に乗る。バスはほぼ満員。調度春休みのため、学生風やら親子連れなどが乗っていました。親子連れは山の恰好ではない。会話からどうやら鍾乳洞へ行く感じです。
例によっていつもの「東日原」バス停で下車。本日はその先までバスが行く。このバス停にはトイレがあります。使うのは皆登山者。何組かがベンチで休んでいます。皆登山者らしい。
8:40分バス停出発、鍾乳洞方向に車道を進む。鷹ノ巣山と「稲村岩」が目の前に現れました。途中で家々の間にある狭い階段を降り、川に下りる横道に入ります。そこに看板(鷹ノ巣山登山口)があるので分かりますが、見落とす可能性もあり。案の定同じバスに乗っていた若者二人組も見落とした様子で、鍾乳洞方向から戻ってきました。川に向かって一旦下り、橋を渡ってから上りです。若者たちのペースは速い。あっという間に抜かされました。本日は久々の登山で、ゆっくりペースで登ることに決めていたため、気にしません。ところが途中でその若者たちが道標の前にたたずんでいます。「鷹ノ巣山はこっちでいいんですか?」と聞かれたため、「そうだよ」と答える。この先道は分岐していないため、迷うことは滅多にない。ただ尾根に上がるところで、まっすぐ進んでしまうと道を誤る。と伝えましたが、その方向にはロープが張られていて通行止めになっていました。
ジグザグに尾根に上がる。ここは意外にきつい。
9:35分稲村岩分岐の鞍部に到着。そこで若者たちが休んでいました。「ここからは上り一辺倒だから迷うことはない」。そう言って先を進みます。ここから先は、尾根に沿って急登、平坦、急登、平坦の繰り返しで、下りはなし。この稲村尾根は奥多摩一の急坂に挙げられています。
しばらく進むと足が痛くなってきました。もう何度も登っているところですが、何ヶ月も登山を休んでいた精かバテ気味になってきました。途中その若者たちに抜かされる。
11:15ヒルメシクイノタワ到着。そこで休憩、水分補給。しばらく休んで最後の登り。雪が付く。もうすぐ4月ですが、最近降った雪が残っている感じです。しかもこのルートは北側のため、雪が溶けにくい。脚が今にも吊りそうですが、もうひと頑張り。
11:55山頂到着。ほぼコースタイム通り。(ガイドブックのコースタイムは3時間5分)。数年前ならコースタイムを30分程クリアするところですが、やはり体力不足、トレーニング不足。登山はそれほど個人の体力を必要としませんが、登山の間を開けすぎるとこういう結果になります。
山頂の標識も新しく立派なものに変わっていました。5人が休んでいました。若者もストーブでラーメンを作っている様子。写真を撮ってから、例のごとく早々に下山開始。帰りはまず石尾根を奥多摩駅方面に下ります。途中で尾根を折れて、少し脇に入ったところにある巻き道に出ます。途中の分岐で戸倉山・水根・熱海方面へ。戸倉山には向かわず水根沢コースの道に。さらに標識に従い水根バス停方面に下ります。もう何度も歩いている慣れた道ですが、道が狭い上に踏み外したら崖、ということもあり「通行注意」と張り紙がしてあります。林の中の道をひたすら下ると、水の流れる音が。水の音を聞くとほっとします。水は命です。ジグザグに下ると小さな沢が現れます。それに沿って下ります。途中に木橋があり、それを渡って反対の岸へ。ここからも道が狭い。しかも右側は垂直に近い崖です。ところどころ狭くなっている上に足もとの斜面や浮石を隠すように枯葉が積み重なっています。転ばないように注意。山慣れしていた数年前なら、走りながら余裕で通過するところですが、今回は慎重に進みます。ところどころにロープが張られていますが、里に近いため。ここは沢登りで有名なところです。やがて谷の方にいくつか小屋が見えてきたら、もう安心。隣家の横を通過、車道に出ました。水根バス停はすぐです。
平日のためバスの本数が少ない。1時間に一本くらい。あらかじめ調べていた14時12分奥多摩湖発には間に合いませんでした。バスの時間があるため、そのまま隣の停留所の奥多摩湖へ。
14:50奥多摩湖着、トイレに行ったり、ステッキを畳んだり、ウインドブレーカーを着こんだりしながら、帰り支度を整えます。20分ほど待って奥多摩駅行きバスに乗って帰りました。
歩数計は、34,900歩 ただし、ドアツードアの歩数です。
この日登山中は花粉対策のマスクを外していました。杉林の中を歩いてきたのですが、まったく花粉の影響なし。とてもさわやかでした。ところが家に戻って、症状が出ました。なんとも不思議です。杉が多い山の方が軽くて、都会の方がひどい。もしかしたら山に住めば花粉被害も関係なくなるかも?
また新たに山に登ったら、報告します。次回をお楽しみに。

写真1 奥多摩駅      
写真2 東日原バス停  
写真3 鷹ノ巣山と稲村岩
写真4 登山口の看板  
写真5 橋を渡る      
写真6 稲村尾根の急登
写真7 ヒルメシクイノタワ
写真8 山頂の標識    
写真9 山頂からの眺め 
写真10石尾根の下り  
写真11巻道に出たところ
写真12戸倉山 水根方面
写真13水根バス停へ  
写真14水根沢の流れ  
写真15木橋を渡る    
写真16奥多摩湖         
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