長野県戸隠連峰の最高峰。健脚向けの山です。東京から一泊二日で計画しました。
長野駅前に泊まると、そこからバスを利用して登山口に着くまでの時間的ロスが有ります。どうせなら、できるだけ登山口の近くに泊まりたい。ということで登山口にある「戸隠キャンプ場」にテント泊しました。当然重いテントを背負って辛い登山を覚悟しなければなりません。途中に山小屋等があればいいのですが。登山中に出会ったおばさんに聞くと、戸隠神社の宿坊に泊ったとか。そうすればテントは不要だったのに・・・
まず管理事務所に行ってお金を払い指定場所(と言っても外れの方)にテントを張って、夕飯はキャンプ場内の蕎麦屋で。店の話では、地図にない新たな道が作られているようです。そこを下山の際通れば行程は楽になる。よい情報を仕入れました。
テントに戻り就寝。宵になると、周りのバンガローに泊まっているお客さんが音楽を演奏したり、歌を歌ったり賑やかになりました。それも時間制限があるらしく、夜になるとピタリと静まり返りました。テントの傍に車道があって深夜でも車がときどき通ります。
翌朝、暗い内から起き出して、テントをたたむ。テントは開くよりもたたむ方が時間が掛かります。理想は起きてから(寝袋をしまい、テントをたたんで)出発するまで30分。よほど訓練を積まないと無理でしょう。出発する頃にはすっかり明るくなっていました。
牧場の横を通り登山口に入ります。その後沢に沿って登ります。他にもたくさん登っていました。次第に傾斜が増す。崖淵をクサリを掴みながら通過します。
一不動非難小屋到着。とりあえず一休み。こから尾根道を進みます。この山頂までの道は、まず一不動から始まって二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と、ピークに(仏教に関係ある)名前がつけられていました。そして五地蔵の地蔵山。その裏側から新たに道が作られているという話です。
そこから頂上までの道もハードです。アップダウンあり。途中視界が開けたところから山頂が望めました。頂上はまだまだ上です。疲れてきました。引き返したい気分です。しばらく休んで出発。最後の上りは急で、ロープを頼りに登ります。そして峰に上がりました。ここから山頂はすぐです。最後の十阿弥陀を通過してついに山頂到着。晴天です。テント入りのリックを置いて写真撮影。彼方に立山連峰が見えました。
ここから下山はまず地蔵山へ。下りですがアップダウンもそこそこあります。そのアップでバテました。休みながら進みます。そして地蔵山。見回すとそのピークの裏、藪で目立ちませんが、道がありました。ここを通れば沢沿いの下りを経ず下山できるはずです。この道(弥勒コース)はもっぱら下りで、体力を使うところはありませんでしたが、意外に道は長い。バスの時間が気になりました。そのバスが長野駅行き最終です。途中から足を速める。ギリギリでバスに間に合いました。
写真1 青山のテント
写真2 テント場の様子
写真3 浅間山方向
写真4 牧場の様子
写真5 牛がいます
写真6 牧場を出発
写真7 地蔵山への尾根
写真8 地蔵山山頂
写真9 地蔵山から高妻山
写真10頂上を見上げる
写真11十阿弥陀
写真12高妻山山頂
写真13山頂からの眺め
写真14山頂の様子
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