久々に新しく登った山です。和歌山市の南側にある標高100メートル程の高津子山。
高野山の町石道を歩くつもりで和歌山に来ました。高野山は翌日向かう予定。
まずJRの紀三井寺駅で降り和歌浦へ。潟に浮かぶ妹背山から片男波の砂嘴(さし)を巡って東照宮へ。その横に登山口があります。権現山、天神山のピークを越えて、途中休憩なしで高津子山山頂へ。昔はロープウェイも通っていた(青山の手元にあるガイドブックにはまだロープウェイが載っています)山頂には展望台があります。そこから雑賀崎や和歌山市街を見下ろす。この日は曇りだったのですが、晴れていた時の夕日はさぞ美しいものになるだろうと想像されます。
一旦山を下りて車道を歩きます。途中標識に従い雑賀崎方面へ向かうハイキングコースを辿りました。どこかで道を間違えたらしく廃墟になったホテルの裏側へ出てしまいました。道を戻って、クモの巣が張られている(あまり人が通らない)藪道をどこまでも進みます。やがて雑賀崎の街の中に。石段を下りて港に出ました。青山としては岬の先端にある灯台に行きたいことろですがどうすればいいのか。家々の間の坂道を再び登ります。車道に出て岬の方向へ進むと、やかで灯台が現れました。
雑賀崎の街並み。急な崖に連なるように家々が建ち並び、その間の狭い急な階段に暮らす人々には、戦国時代の傭兵集団、雑賀鉄砲衆の面影が漂っていました。皆さんも訪れてみてください。
さて目的の高野山ですが、最初曇りだった天気予報も台風の接近で翌日は一日中雨の模様。まあ2、3年前なら雨でも行くところですが。そのために雨具の用意は万全にしてきています。でも雨の中をひたすら歩いても楽しくはない。潔く撤退。その日は和歌山のホテルに泊まって、翌日は大阪経由で東京に戻りました。最近はどうも途中撤退が多い。年齢の精もあるのか精神的に少し甘くなったようです。
写真1 和歌浦と高津子山 右が高津子山
写真2 妹背山から片男波
写真3 高津子山遠望 山頂に展望台が見えます
写真4 紀州東照宮 この石段を休まず一気に登る
写真5 山頂からの眺め 和歌山市内を一望
写真6 雑賀崎灯台
写真7 雑賀崎の街並み |