山頂で会いましょう

トップへ戻る 登山の記録へ戻る

丹沢山・塔ノ岳・蛭ヶ岳(神奈川県)


続いての百名山は、東京からも近い「丹沢」。
最初に登ったのは2007年の6月。
日帰りの予定で、朝早く起床。自宅を出て小田急線の渋沢駅へ。そこからバスで大倉で下車。ここは丹沢山系の有名なバス停で大勢のハイカーがおります。
ここから上り一辺倒の大倉尾根を進みます。都心に近いせいでしょうが、途中多数の茶屋や小屋が立ち並んでいます。シカが多いとみえて道のいたるところにいました。突然道を横切り、初めて見るシカの群れに最初は驚いたものです。途中何度も休憩、ようやく展望のある段々の上りに出る。そこからさらに登り、ようやく塔ノ岳山頂にたどり着きました。ここは眺めがいい。しかも天気も最高だったので、大勢のハイカーが休んでいました。丹沢の山頂はまだ先です。
少し下ってまた上り、竜ヶ馬場に差し掛かるところで脚をつりました。腿のところで、しかも両足同時に。しばらくは動けません。すれ違った登山者の女性に「足をつったんですか?水分補修がたらないのでは」と言われました。
しばらくしてようやく足も動くようになり、さらに登ります。山を続けていけば何度も経験することですが、これが初めての脚つりでした。
さらに行くとようやく「日本百名山」の立て札のある山頂に到着。ほとほと疲れました。
下山は来た道を戻り、大倉バス停へ。もっぱら下りですが、脚が疲労のために動きません。途中の塔ノ岳の軽い登りもしんどかった。一歩一歩足を持ち上げるのも苦痛でした。
二度目は、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳を目指します。2008年の4月のこと。
今回は長丁場のため前泊の予定。金曜日の夜仕事を終えて家には戻らず、横浜から電車を乗り継いで、小田急線秦野駅で下車。温泉旅館に一泊。翌朝4時過ぎに起床。秦野駅からタクシーで大倉バス停へ。5時登山開始。朝早いので人など歩いていません。軽快に登ります。
途中上からリックを背負った山小屋の人間が駆け足で下りてくるのと出会いました。道を避けると「ごめんね!!」と言って大急ぎで下っていきました。こんな朝早くから、何を慌てているのでしょうか?
塔ノ岳を過ぎたところで一人の登山者を追い越しました。前日塔ノ岳の小屋で泊まって、丹沢から三ツ峰方面へ向かうとのこと。「ここまで2時間半できました。ピストン。日帰り」と言うと驚いていました。昨年来た丹沢山頂を過ぎ、ここからもしんどいアップダウンが続きます。遠くから犬の遠吠えが聞こえてきました。山小屋が近い。そしてようやく蛭ヶ岳山頂へ。「やっと着いた」。 山頂には一組のハイカーが休んでいるだけ。山頂に立つ小屋のベンチでごろんと寝っ転がって休みました。体力の限界です。下山もしんどかった。途中転んで手を泥だらけに。手を洗おうと地図にある清水に立ち寄りました。土の中からわずかに水が染み出ていました。
丹沢を越えてから雨。青山は山中で雨に降られてもなかなか雨具を出さない主義。すぐに止むだろうという思いから、多少濡れるくらいなら面倒だから雨具はしまったまま。しかし雨は強くなるばかり。仕方なく取り出して着ました。塔ノ岳を過ぎてからは雨具を着たまま、濡れた岩場の急な下りを駆け下りていきました。そしてようやくバス停へ。この大倉は登山者のためのバス停のような感じで、トイレも完備。そして汚れた靴を洗う流し、たわしまでもあります。ありがたいことです。
三度目は、2008年7月。バスに乗り大山の登山口となるヤビツ峠で下車。そこから塔ノ岳を目指します。アップダウンもあり、途中岩のクサリ場もあります。二ノ塔、三ノ塔を越え、このルートも小屋が多い。途中でペットボトルを買いました。この日も暑かったため最後の上りで疲れ果て、子供にも追い抜かれる始末。ようやく塔ノ岳に。そこから丹沢方面には向かわず大倉へ下りました。
四度目は、三度目と同じコース。2009年3月。今回は雪山です。
雪が付いているクサリ場を下る。例のごとくのどの渇きは雪を食べて癒す。雪の斜面にシカがいて、わずかに出た枝の新芽を食べていました。ここのシカは人が近づいても警戒なし。こんな時期でもさすが丹沢は登山者がいました。昨年の夏に来た小屋も開いていました。そこでアイスクリームを注文しましたが、冬のこの時期売っているわけがありません。お茶だけ買って下りました。
五度目は、2016年9月 天候は曇り。大倉バス停から丹沢山頂へピストンの予定です。
途中の山道は霧で視界なし。小雨の中塔ノ岳山頂へ。展望なし。小屋でペットボトルを買って一休み。小屋には数人のお客さんが休んでいました。丹沢までの所要時間を聞く。50分ほどで丹沢山頂へ。山頂には数人のハイカーが。天候が悪かったため登っている人も少ない。
さて家に戻り靴下を脱いだ時、そこに真っ赤な血がべっとりと付いていました。ヒルにやられたと思いました。途中の上りで休む際草原に入った時と思われます。そして風呂場でステッキを洗っているとき、その下の部分にいました。ステッキをタライにつけた時、小さなヒルが水の中で動いていたのです。この時が初めてのヒル体験。青山としてはいい経験をしたと思っています。ヒルに出会ってもクマに出会っても、山を愛することには変わり有りません。

以下、2007年6月に登った時のもの
写真1 塔ノ岳山頂   
写真2 山頂から富士山
写真3 蛭ヶ岳方面   
写真4 丹沢山山頂   

    
メール