山頂で会いましょう

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光岳(長野県・静岡県)


「ひかりだけ」と読むのではありません。「てかりだけ」と読みます。健脚向けの百名山です。山は一つですが、ルートが長いために2泊で計画しました。
一日目は前泊の宿に向かうだけ。JR東海道線と飯田線を利用。時間があるため、東京から普通電車を乗り継いで豊橋に。飯田線も鈍行で。電車に乗っている時土砂降りの雨に何度か遭いました。飯田線平岡駅着。その駅に隣接している旅館「ふれあいステーション龍泉閣」に泊。前もってタクシー会社には東京から連絡を入れて、明日のタクシーを予約。あわせて明後日の帰りのタクシーも予約済みでした。夕食をとって就寝。
明日、時間は午前3時。まだ真っ暗。タクシーは既に来ていて、それに乗り込む。暗い夜道を登山口の「易老度」(いろうど)に向けて走ります。やがて道の悪い林道に入る。タクシーの運転手が言うには、この道は度々落石があり通行止めになる。つい最近まで通行止めで、ようやくそれが解除されたばかり。とか。何となく不安になります。夜が明けた頃易老度に到着。既に数台の車(マイカー)が停車中。
橋を渡っていきなり急登です。その先平坦になるところもありますが、至って急坂の連続。主尾根に達する易老岳の近くで少しやせ尾根がありますが、その他危険箇所はありません。主尾根を右に。その先はアップダウンの尾根歩き。最後はガレ場の岩を登ります。その先は湿原地帯。木道を歩いた先は光小屋です。
時間的にはまだまだ。ここに荷物を置いて、当然光岳山頂と光石を目指します。ゆるい坂を上って光岳山頂到着。展望はあまりよくない。その先を下ると光石がありました。それは白い巨大な岩で、遠くから眺めると、その岩に日光が反射して光って見える。だから光岳と名付けられたそうです。その光岩にも登りました。
光小屋に戻る。最初到着した際は少なかったお客さんも集まり始めています。小屋の周りにテントを張っている人もいました。このまま下っても時間的にピストン可能ですが、せっかく小屋を予約したため、今晩はここに泊まり、明日は下るだけにします。小屋で明日のタクシーを予約していると話すと、他の登山者も相乗りしたいと言ってきました。結局青山の他に2名追加です。同じタクシーに乗る若手(青山よりも)登山者は、北岳から入ってこの光岳まで縦走してきたらしい。大したもんだ。
この光小屋は年齢50を過ぎないと食事が出ないと。それ以下の若者は自分で食料を持って上がるのが習い。青山はその時点で50歳に達していましたが、年寄りではありません。食べ物は例の携帯栄養食を持参していましたので、それで済ませました。小屋から谷に下ると水場がありました。水は豊富です。
翌日、タクシーを相乗りする他のメンバーに待ち合わせ時間を告げて出発。他の二人は早々と小屋を出ました。青山は時間的に余裕があるためゆっくりと小屋を出る。途中で一人に追いつく。そのまま二人で下り登山口へ。タクシーの待ち合わせ時間10時には1時間も早い。沢で靴やステッキを洗っていると早々とタクシーが迎えに来ました。3人で乗り込み平岡駅に向けて出発。途中の林道を走行中、道の真ん中に巨大な石が落ちていて、慌てて車を止める。昨日の落石と思われます。とても人が持てる大きさではありません。うまくタクシーを交わして先を進む。平岡駅到着。駅から高速バスを予約。電車で平岡から飯田へ向かい、バスに乗り込む。中央高速を経由して新宿へ。夏休み中です。バスは渋滞にはまり、到着にかなりの時間を要しました。

追伸
 実は同じ年の7月にこの光岳に登る計画を立てたのですが、調度そのとき日本列島を台風が通過。そのため予約していた高速バスが運休。青山としては台風が山を直撃さえしなければ行くつもりでしたが、バスが動かなければあきらめるしかない。
宿とタクシーにキャンセルの電話を入れる。先方の旅館としても仕方がないとのこと。なお、この「龍泉閣」。値段といい料理といい対応といい、青山個人としては、光岳登山にはお勧めです。ただ帰りの温泉が故障のため漬かれなかったのは残念。

写真1 光岳山頂      
写真2 光石         
写真3 光石から1     
写真4 光石から2     
写真5 光石から山頂方向
写真6 光石から尾根方向
写真7 光小屋       
写真8 光小屋周辺    
写真9 光小屋から1    
写真10光小屋から2   

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