山頂で会いましょう

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雲取山・七ッ石山(東京都県境縦走)


日本百名山を終えて、次の目標はいろいろありますが、多くの人は、二百名山、各県最高峰狙い。青山もいろいろ考えましたが、東京都民として県境の尾根をぐるっと歩いてみたい。近場なので交通費も節約できます。県境の尾根はまず南の高尾から始まり、神奈川県の境を歩き陣馬山へ。その後山梨県との境に沿って三頭山を経由、一旦下って奥多摩湖に出る。さらに登り七ッ石、雲取を越え、埼玉県の境に入り、西をぐるっと周って、最終的には青梅に出る。県境といっても既にほとんどのルートは周辺の山を登った際歩いていました。例えば笹尾根や日原から青梅など。残りは奥多摩湖から雲取を経て日原へ下るルート。
2016年9月 計画としてはまず鴨沢から雲取山へ上がるルートを辿り、雲取山荘で泊。翌日長沢背稜を進んで日原までのコース。雲取山荘ではテント泊にしようと、50リットルのリックにテントと寝袋を詰めました。
鴨沢から小袖を越えて尾根伝いに進む。最初は順調。次第に疲れ気味に。七ッ石山に上がるところでバテました。そのまま七ッ石山山頂を経由して、反対側のブナダワに出たところでユーターン。再度七ッ石山の山頂を経て、七ッ石小屋に立ち寄る。ペットボトルを買って休憩。小屋に掲示していた鴨沢でのバス時刻表を確認後、小屋の人に鴨沢までの下山タイムを聞いてバスに間に合うように戻りました。
同じ2016年の9月 今度は三峰から入って雲取山荘で泊。一旦戻り芋ノ木ドッケから長沢背稜に入るコースで計画しました。本日は雨。それもそこそこ強い雨です。三峰ルートはほとんど人は歩いていません。途中数人の登山者を抜かす。みんな雲取山荘まで行くのかな?雨の中山荘に到着。受付で聞いたところ、今晩の宿泊客は青山ともう一人の二人だけ。雨のためみんなキャンセルされたとか。手続きを済ませてから、びしょびしょになったレインウェアを乾燥室で干す。しばらくすると白岩の急登で追い抜いたおじさん(青山よりも年配)がやってきました。そしてこのおじさんがもう一人の宿泊客でした。二人だけなのでもちろん個室です。夕食はそのおじさんと二人で会話しながら。夕食後もストーブの前で会話。青山は「百名山。すべて登りました」、「カモシカもクマも目撃しました」。おじさんは雲取山頂から飛龍山を経て、唐沢尾根に向かうそうです。
翌日も同じように雨。この雨で長沢背稜の道の具合が気になります。迂回ルートも余りないし。無理をせず、東京都県境縦走はまた次回にして(何とも情けないが)、このまま鴨沢方面に下ることにしました。雲取山頂到着。これで4度目です。鴨沢へ下る途中雨は止みました。(縦走を)決行すればよかったかも?今更後悔しましたが、残念です。
次の年2017年7月 今度こそは東京都県境縦走を成し遂げたい。前回同様三峰から雲取山荘へ。本日は雨もなく、足ははかどります。ただし、折りたたみ式のステッキが延びません。長い間使わなかったため、柄の部分がさびたのか?ステッキなしの縦走は憂鬱です。
雲取山荘到着。これが3度目の宿泊です。本日山荘は混んでいました。大部屋で相部屋です。例のステッキですが、山荘でペンチを借りるもステッキは回らずそのままリックに収めました。夜山荘から眺めると、遥か彼方に都会の夜景が見えました。
翌日も晴れ。山荘から山を下って大ダワまで来たところで、何と早バテました。これから先の長沢背稜のアップダウンを思うと気が重い。根性なく、前回同様雲取山頂経由で引き上げました。山頂への最後の登り,何度も歩いているところですが、意外ときつく感じられました。山頂到着。これで5度目です。
その後いつものように石尾根を伝い、眺めを楽しみながら下りました。今回は鴨沢へ下るのを止めて、七ッ石山からさらに鷹ノ巣山方面へ縦走しました。途中高丸山と日陰名栗山を越えます。意外ときつい。皆巻き道は使わず一つ一つ峰を越します。高丸山からの下りは特に急です。登山中草の中にタヌキに似た生き物を目撃しました。天気がとてもいいのですが、このルートはほとんど人は歩いていません。やっと鷹ノ巣山避難小屋で休んでいる登山者に会いました。そこから先は鷹ノ巣山山頂に向けての急登です。山頂到着。この石尾根ルートを歩いたのなら、長沢背稜も歩けたのでは?またしても今更後悔。ただ残念。また次回。鷹ノ巣山からいつもの水根に下るところで足の指を痛めてしまいました。そのためそれから約半年間登山を中止する羽目となりました。
芋ノ木ドッケから三ツドッケまでのルート以外はすべて歩きましたが、残りの部分は未だに未踏破です。

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