山頂で会いましょう

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鷲羽岳・水晶岳(長野県・富山県)


以前黒部五郎岳に登った際、一緒に登ろうとして引き返した二つの百名山。改め向かいました。新穂高から入り、山小屋泊の3泊4日です。
今回値段的に安い高速バスを利用しました。新宿から中央高速を通り岐阜県の平出温泉へ。バスを乗り換えて以前笠ケ岳登山の際訪れた新穂高ロープウェイへ。そこから林道に沿って上がると前に泊まった「ワサビ平小屋」です。本日はここで泊。登山シーズンです。小屋は混んでいました。
翌日朝食を取らずに出発。最初林道。川を越えて上り坂に入ります。ここは以前黒部五郎岳から帰る際下ってきた道です。急坂を登りきると鏡池の畔にある鏡平山荘に到着。ペットボトルを買って少し休憩。再び登山開始。そこから先は急坂です。登りきると笠ケ岳方面に向かう尾根の分岐に出ます。その尾根を北に向かい池が見えてきたら双六小屋です。ここでも少し休憩。再び急坂を登る。反対側に登ると槍ケ岳に行けます。
双六岳、三俣蓮華岳の山々を見ながら尾根の巻き道を進むと、その先が以前泊まったことがある三俣山荘です。山荘で手続き後荷物をおいてすぐ近くの鷲羽岳に向かいました。山は最後の峰らしく上り一辺倒です。途中から槍ケ岳、そして眼下に鷲羽池が見えました。
鷲羽岳山頂到着。まず百名山一個達成。疲れはありません。三俣山荘へ帰還。山荘は満員御礼です。二段ベッドの上段。一人のスペースに二人詰め込みです。後でもう一人が来なかったため、スペースを一人で使えたのは良かった。
翌朝、最後の水晶岳に向かいました。山荘を出て一旦沢へ下ります。下ったところから沢を登る。登りきって雲ノ平に向かう尾根に出る。この上がワリモ岳です。さらに行けば昨日登った鷲羽岳に至ります。
その分岐を赤岳方向に向かう。峰が連なっているのが見えました。手前右の山が赤みを帯びています。これが赤岳。その先をたどると山が黒い。これが黒岳。別名水晶岳です。
赤岳を登る途中に小屋があります。水晶小屋です。小さな小屋です。うわさではいつも満員とか。右手に野口五郎岳が見えます。一旦下ってまた峰を登れば山頂に至ります。
青山はそのまま尾根を進み黒岳に向かいました。黒岳に近づくにつれて道が険しくなりました。高所恐怖症にとっては苦手なところ。岩を登りきって黒岳、水晶岳山頂到着。危なっかしい狭い岩の上で写真撮影。この黒岳山頂の先は読売新道という黒部に至る道が続いています。この水晶岳は日本一広大な北アルプスのほぼ真ん中です。そこに立ちました。
下山は来た道を引き返す。さてどこまで戻れるか?
雲ノ平からの分岐を左に、沢を一旦下って三俣山荘への登りでバテ気味に。何とか三俣山荘到着。三俣蓮華岳への登りでもほとほと疲れる。巻き道を進んで双六小屋へ。そこで今夜の宿、再びわさび平小屋を予約。夕方5時には到着する旨告げる。(この双六小屋とワサビ平小屋は同じ系列なので予約しやすい) ここからワサビ平まではまだだいぶ遠い。5時は時間的にきついため、途中の鏡平で泊まったらと言われましたが、ワサビ平まで下っていれば明日が楽です。それに何よりもお風呂に入りたい。(ワサビ平小屋には浴場あり)
鏡平へはまだ上りもあります。笠ケ岳への分岐(弓折峠分岐)で携帯が通じました。明日の高速バスの予約をしようとしたところ、いい時間のバスは既に満席。仕方なし。明日はいつものルート。高山経由で帰るしかない。
鏡平山荘到着。ベンチで少し休む。ここまでは本当にコースタイム通りでした。この先ワサビ平小屋に5時までに着けるか?一抹の不安。しかも下から上がってくる登山者をどう交わす?奥の手を使いました。こちらが高速(駆け足)で下れば、登ってくる登山者は避ける。その隙をついてひたすら下る。案の定です。登山者は避けてくれています。コースタイムを上まり、予定より1時間以上も早くワサビ平小屋到着。
この時間でここまで下れれば、マイカー利用者はこの小屋には泊まらない。下の新穂高の駐車場に留めておいたマイカーを使い今日中に帰宅できる。青山はマイカーなんかありません。小屋に泊まって翌日朝早く出発。一番のバスで高山に出て、出費は掛かるが安全コース。特急で名古屋へ、新幹線で東京へ。
以上、3泊4日。二つの百名山を制覇しました。


写真1 鷲羽岳山頂へ   
写真2 鷲羽から三俣山荘
写真3 鷲羽池と槍    
写真4 黒部五郎岳    
写真5 鷲羽岳山頂    
写真6 山頂から1     
写真7 山頂から2     
写真8 山頂から3     
写真9 赤岳、黒岳    
写真10水晶岳山頂   
写真11山頂にて     
写真12水晶岳から下山
写真13野口五郎岳   
写真14薬師岳方向   
写真15黒部五郎岳方向
写真16笠ヶ岳方向    
写真17槍ヶ岳方向    
写真18鷲羽岳方向   

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