スキーのメッカ、山形県の蔵王です。
最初に計画したのは2008年3月上旬です。わざわざ雪の多い時に行きました。そのためスポーツ店で初めてアイゼンを買い。それをはめての初雪山登山です。
金曜日。会社を終えてから新幹線で山形に向かい、そこで前泊。翌日バスで蔵王温泉へ。そこからロープウェイを乗り継いで、山頂駅からの登山です。蔵王温泉では晴れていたのですが、ロープウェイを降りると視界はゼロ。一面のホワイトアウト(雪と霧で目の前が真っ白)です。お地蔵さんが首だけ出して雪に埋まっていました。スキーヤーはそこから次々と滑っていきますが、まず近くの地蔵山(1736メートル)に登るところで、雪崩注意登山禁止のロープが。視界がない上に雪の多さから見て、残念ですがあきらめて下山しました。ただしロープを超えた雪の斜面で、持ってきたアイゼンとワカン(カイジキ)の雪中歩行の訓練を多少してから下りました。
続いて2度目の挑戦。2008年の12月の暮れでした。この日も前回同様、雪多し、雪崩の危険のため登山禁止のロープが。GPSで方向を確認しながら、地蔵山の斜面を少し登り、スコップで雪降しをしながらのラッセル(雪を除けて進む)訓練をした後下山。
3度目です。最初に登ってから調度2年後。2010年4月。だいぶ雪も減ってきましたが、まだスキーシーズンです。
同様に蔵王温泉からロープウェイを乗り継いで山頂駅に上がります。同じゴンドラに乗っていたおじんさから、青山の格好を見て登山と分かり、登山届を出すように言われました。ロープウェイの山頂駅で届を書く。
ローブウェイを降りると、前回、前々回同様霧です。視界は悪いけれど前回ほどではない。まずは地蔵山に登りました。そこからさらに最高峰の熊野岳(1840)を目指します。山頂付近はところどころ雪が飛んでいて地面が露わになっていました。雪山シーズンも終わりです。霧のため見たかった御釜(緑の水をたたえた火口湖)は全く見えず、当初計画していた刈田岳方面への下山を断念して、またロープウェイに戻りました。
3度目にしてようやくの登頂です。蔵王の山頂部は滅多に晴れないのだと分かりました。今度来るときは夏山で、御釜を見てみたいです。
2008年3月
写真1 山頂駅の様子
写真2 雪崩危険
写真3 ロープウェイから
2010年4月
写真4 地蔵山
写真5 熊野岳山頂
写真6 山頂の社
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