富士山と言っても頂上に登ったわけではありません。4年前、2018年8月。富士宮から上がって大砂走りを下り御殿場口に出るコースを辿りました。「富士山(富士宮→御殿場)」 その際、例の富士登山協力金(富士山保全協力者証)のバッチ(2018年御殿場口バージョン)を貰おうとするも、調度係の人が帰るところでした。残念、また今度御殿場口から山頂を目指す際に頂こうと思っていましたが、もはや無理な話です。御殿場ルートはご存知の通り最長ルート。高低差も新五合目からだと2300メートルもあり、最も健脚向けです。だから今回は楽をして、だだバッチをもらうためだけの山登り。それを登山と言えるかどうか??ただし、装備は完全山登りスタイル(中級登山靴、35リットルザック、ステッキ)で向かいました。
2022年8月10日 水曜日。仕事は休んで、今日は前泊地の沼津へ。東京からJR東海道線で沼津駅下車。近くのビジネスホテルに一泊。
翌日。2022年8月11日 山の日。沼津から電車で御殿場駅に向かいました。御殿場口新五合目行きバスは一日4本。これを逃すと午後までバスはありません。駅前のバス乗り場に向かうと長蛇の列。どうやら近くの有名なレーシング場でのイベントらしい。(よく知りません) 御殿場口五合目に向かうバス停には一人も待つ人はいませんでした。まだ発車30分前でしたが。
定刻になりバスが来ると、その頃には何人ものお客さんが並んでいて、立ち席もいました。バスは街中を経て、やがてジグザグの道路をひたすら上がる。間も無く新五合目バス停に到着。御殿場口は一番標高が低い(1440メートル)ため、五合目と言っても他の登山口の二合目辺りかもしれません。バス停に着くと登山口はすぐに分かります。付近には係の人がいて、例のコロナの関係で検温をしてくれる。平熱の場合黄色いバンドを渡され、それを手にはめていれば山小屋で見せることができます。
鳥居の横から登山開始。と言ってもバッチをもらうためだけが目的。4年前の記憶をたどり、確かこの辺りに協力金を支払う場所があったと思いましたが、そこには誰もいません。しばらく山を登ります。一緒に登っていくのはいたって軽装の家族連れ。小さな子供もいます。首輪をつけた犬も。これじゃとても山頂までは行けません。確か15分ほど歩いた先に飲み物などを売っている小屋があるはず。そこまで登ってみようと思いました。砂地の道は登りにくい。家族連れに抜かれたままゆっくりと進む。小屋に到着。さらに登ります。ここから道は登り下りと分かれる。富士山頂と宝永山が見える場所で立ち止まって写真を撮る。道は砂の中に一筋を描いて伸びています。登りたい!!けれど無理だろう。ここまで登ったところで早息切れ。体力の限界です。4年前なら間違いなく行っていました。残念、引き返します。
登山口に戻るとテントを張った所に協力金の受付場所がありました。千円を支払って緑のバッチをもらう。目的達成。帰りのバスを待つ。バス停前のベンチで休む下山者が、裸足になって靴の中にたまった砂を吐き出していました。4年前の記憶が蘇る。御殿場駅着。長蛇の列は相変わらず、朝よりも長く続いていました。
家に戻ってから、今まで貯めた4つのバッチ(本当は5つ持っていましたが、一つは一緒に登るつもりが来れなくなってしまった友人にあげました)を並べて写真に撮りました。
写真1 登山口
写真2 山頂へ
写真3 登山道の様子
写真4 山頂を見上げる
写真5 下界を見下ろす
写真6 新五合目バス停
写真7 協力金バッチ
黄バッチ:2014年 吉田口から山頂
赤バッチ:2016年 須走口から山頂
青バッチ:2018年 富士宮口から山頂
緑バッチ:2022年 御殿場口にて
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