「南アルプスの女王」と言われる3000メートル級の百名山です。隣の甲斐駒ヶ岳はその山容から男性的と言われます。それと対比しているこの仙丈ヶ岳は、こちらの方が標高では上まっていますが、穏やかな山容のため女性的と言われています。
甲府から広河原までバス。そこから登山バスに乗り換えて北沢峠まで。ここまでは甲斐駒と同じルートです。北沢峠(山梨と長野の県境)にある「長衛荘」に泊。小屋に荷物を置いてから、いつものように登山道を偵察しました。本日は一日土砂降りの雨ですが、レインウエアを羽織って出発。夕食の時刻に間に合うように引き返す。
夕食時に小屋で案内がありました。「明日は一日晴天です」。それを聞いて皆歓声を上げる。どうやら大勢の団体さんが泊まっている様子です。大部屋で寝ました。朝暗い内、横の通路が騒がしい。どうやら団体さんが出発の様子。見ると男女合わせて20人以上の中高年(中より高に近い)の団体です。青山は、本日時間があるため朝食を食べてからの出発。(青山は山では滅多に朝食は食べません)
昨日の案内の通り、今日は打って変わって天気が良い。青空が広がっています。北沢峠から尾根道を登ります。途中五合目付近で、団体さんに追いつく。そのまま抜かして小仙丈(2855メートル)への登り。雲一つない晴天の空に、巨大な峰がまるで天に続くように立ち上がっています。登ればそれはまさに天国への階段です。この雄大なシーンを写真に収めたかった。残念ですが、カメラのバッテリーが切れていました。従って今回は写真なし。
小仙丈から岩場の道を越えて、仙丈ヶ岳山頂到着。3000メートルは雄大です。
下山は仙丈小屋(立派な小屋です)、馬ノ背ヒュッテを経由して、五合目に戻る。途中に雪渓があって水が流れ出していました。
北沢峠着。疲労はありません。さて、バスの時間までかなりあるため、折角だから広河原まで(南アルプス林道を)歩こうと思いました。ここは一般車両通行止めのため車に気を使う必要はありません。のんびり歩きます。野呂川にそった道は気持ちがいい。反対側の山肌に幾筋もの滝が見えます。意外に時間がかかりましたが、広河原到着。甲府行きのバスで戻りました。
|