2020年5月のゴールデンウィークが終わりました。今年は例のコロナウイルス騒動で、多くの人が外出を控えていたようです。「非常事態宣言」も5月一杯続くそうです。青山は自粛はしません。「非常事態宣言」が出されている間は毎週(低山中心に)山に出掛けるつもりです。「山は不要な外出」なんて言ったら怒りますよ。
ここ毎週山に行って思ったこと。山(ハイキング)ほど健康にいいものはない。十分な感染防止策を取っていれば、山は人も少なくどこよりも安全です。一日中家に閉じこもってインターネットばかり見ている方か遥かに不健康に思います。皆さん、山に行きましょう。そう勧めることが、微々たるもの、あくまで自己満足であっても、少しは社会に貢献している。という自負があります。(文末に「【コラム】インターネットとは」あり)
このシリーズでは5月の低山ハイクとして、今回4回に分け、神奈川県の横浜から三浦半島にかけての低山を巡ります。ここではその内の2回分(二日分)を紹介します。
2020年5月9日土曜日
今回は神奈川県横浜市の市民公園から鎌倉に出るハイキングコースを歩いてみました。JR根岸線の港南台駅下車。バス通りを南に。環状道路に出たら、左に見える丘の方向へ。右に折れて坂を上がったところに、ハイキングコースの案内板があります。舗装道路の坂を上ります。左側は横浜の住宅地、対称的に右側は高原のような山野の風景が見渡せます。正に別世界です。その先が「市民の森公園」。丘の上に電波塔があり、そこが円海山山頂。山頂は私有地のため立ち入り禁止とのことです。「いっしんどう広場」に戻り、標識に従い「鎌倉天園」方向に向かいます。本日は曇りです。眺めはあまりよくありません。歩いている人は年配の方が多い。子供連れ家族連れは少ない。近所の人かもしれません。トレイラルランニングをしている人も多い。
途中尾根道から住宅地が望めます。ここはそれほど山奥ではありません。街はすぐ隣です。尾根道を外れて大丸山に上りました。階段状の坂を上ると山頂広場に着きます。ここが横浜市の最高峰です。さらに尾根道を進み、自然観察センターを経由して市境広場に。そこから先が何と通行止め!途中倒木があり道をふさいでいるとのことです。しかしフェンスを越えて多くの人(主にトレイラルランニング)が歩いているではありませんか。青山もそこを越えて、いつものように行けるところまで行ってみる。確かに道は荒れていました。途中道の谷側が崩落していたり、倒木が道をふさいでいたりしていました。右側に見えるのは広大な霊園です。さらに進むと「鎌倉天園」に至ります。ここには茶店がありますが、本日は休業中のようです。ここから、右へ進めば「建長寺」。左へ進めば「瑞泉寺」へ下れます。ここは以前歩いた「鎌倉アルプス」です。左へ向かって坂を下ったところが「瑞泉寺」山門です。街中を歩いて、「鶴岡八幡宮」の前を通ってJR鎌倉駅へ。
2020年5月17日日曜日
この日は、神奈川県の逗子から三浦半島を南下し、半島ほぼ中央の大楠山に登りました。
JR逗子駅よりバス。バスは休日でも意外に本数があります。葉山を過ぎ相模湾を見ながら海沿いを走ります。途中「前田橋」バス停で下車。前田川に至り、そこから川沿いの遊歩道を歩きます。小さい川ですが、川の中に飛び石が並んでおり、そこを飛び越えながら川をさかのぼります。飛び石は滑るため、バランスを崩せば川に落ちるかもしれません。おぼれることはないと思いますが。
この川の上流が大楠山です。「尾片瀬橋」に着いたら、右側が登山道です。階段状の山道を登ります。前日の雨で道は濡れて滑りやすいのですが、傾斜はいたって緩やか。上り切ると少し下ってまた上り。道は荒れています。あまり人が通らないと見えます。荒れた道は蛇などもいますので注意してください。前日の雨の影響もあり、登山靴を汚してしまいました。結局山頂までに出会った人は二人だけでした。
山頂到着。ここが三浦半島最高峰。付近には展望台やレーダー観測所などがあります。山頂では意外にたくさん?の人(と言っても10名ほど)がいました。山頂は広場になっていて、三浦半島、東京湾が望めます。
下りはJR衣笠駅方向に降りたかったのですが、ゴルフ場があるため上ってきた方向と反対の林道を下りました。何人かの人が上がってきました。確かにこの道なら靴も汚れません。従って山頂にいた人も、この林道を上がってきたものと思われます。前田川コースから上る人は少ないと見えます。林道を下り切ると住宅地に至りました。衣笠駅付近と思いきや、スマートホンで位置を確認したところ、反対の相模湾沿い。三浦半島は不思議と方角の逆転(東に向かっているつもりが西方向だった)が起こります。(「三浦アルプス」参照) 「大楠芦名口」バス停から逗子駅へ戻りました。駅周辺は意外と人通りが多い。コロナ騒ぎで外出を控えていた街がようやくにぎやかになった感じです。
2020年5月9日撮影
写真1 港南台駅
写真2 案内版
写真3 まるで高原地帯
写真4 公園内へ
写真5 電波塔
写真6 いっしんどう広場
写真7 鎌倉に至る尾根道
写真8 尾根道から
写真9 大丸山山頂
写真10横浜市最高峰
写真11鎌倉市に入る
写真12登山道の様子
写真13崩落地帯
写真14倒木地帯
写真15瑞泉寺付近
写真16鶴岡八幡宮
2020年5月17日撮影
写真17前田橋バス停
写真18前田川遊歩道1
写真19前田川遊歩道2
写真20尾片瀬橋登山口
写真21大楠山登山道
写真22展望台から山頂
写真23大楠山山頂
写真24山頂から
写真25山頂の様子
写真26下山途中から
ムービー1
【コラム】インターネットとは
今やインターネットは人々の生活に浸透し、社会において無くてはならないものになりました。最近の外出自粛要請に基づき、自宅でインターネットを利用し、HPサイトや動画サイトを見ている人も多いと思います。(と言うより他にすることがない) 青山個人としては、この状況にとてつもない危機感を覚えます。懸念は、特に若者や子供の精神に害を与えるのではないか?インターネットはこの世で最も下品な世界。ある意味ポルノよりもひどい。そんなものを子供たちが朝から晩まで見ている。想像しただけで恐ろしい。インターネットは犯罪の温床。そんなことを言うとそれは偏見だと言われかねませんが、そもそもインターネッットって何かご存知ですか?
インターネットはもともと世界中の技術者や研究者が互いに情報を交換するために、独自で持っていたネットワークをつなげることから始まりました。つまり本来一般の人が利用できるものではなかったのです。国によって法律が違うように、インターネットの世界では、厳密に定められたルールなどありませんでした。(慣例としてマナーやルールはありましたが) いわば自由な世界。何をしてもいいが、何かあっても自分の責任。だからこのインターネットを何に、例えば商売に利用してもいいわけです。ただ、一たびサーバ機器を接続してそこから情報が盗まれたら、盗んだ方は悪くない。ガードが甘かった盗まれた側があくまで悪いのです。即ちインターネット上にサーバを置くことは、どうぞ見て下さい。と言っているようなもの。もし情報を取られたくなければ、絶対にインターネットには接続しないこと。当たり前です。
つまりかつては法律上の規制などなかったのです。ところが今では素人も利用しているため、利用者保護の観点から法律(不正アクセス防止法など)が作られました。本来の自由な精神が失われたのです。青山個人としては、インターネットも山と同じと考えています。自由だが自己責任の場。だから当局の規制に反対です。
インターネットを見る上の心構え
・インターネットだけで繋がった人間関係はすべてバーチャル(仮想的なもの)。
・インターネット上の善悪はすべて虚構。
・匿名で上がった意見等で、相手が真摯に応答しなければ、無視して構わない。
だからインターネット上の書き込みサイトなどにあなたのへの言われなき誹謗中傷が書かれても、気にしないことです。こちらが悪くなければ無視すればいいのです。ネット上だけで暴言を吐く人間は、存在しているものとみなしてはいけません。ネットの情報が一番信用できない。無責任そのもの。インターネットの世界では、人間の善意を信じてはいけません。そこにあるのは偽善です。狙いはすべて金儲け。金のためなら自分を売る輩がうようよしている。自分を売るとは、何の信条もポリシーもなく、ただ金のためなら、いつでもどこでも右左に転ぶという意味。(すべてがそうだとは言わないが)
ただ、インターネットの世界は広大です。今まで一部のあるいは政府の息の掛かったマスコミだけが情報を発信できた。という常識を覆し、誰もが例え素人でも自由に意見を言える。それにみんなが共感する。そんな画期的なシステムは人類史上未だかつてありません。活用次第では素晴らしいツールになる。インターネットは確かにゴミの山です。しかしそのゴミの山の中に、ヘドロの海に黄金の宝が眠っているかもしれない。
ただし、情報はインターネットだけにしかないのではありません。批判が多いテレビの報道も無論役に立つ。(テレビは批判も多いが、番組の質は天と地の差。ど素人が作っているものではありません) その他知識を得る手段として新聞、書籍も勉強になります。情報の中には間違いや偏りは当然ある。それを複数のメディアからの情報を基に比較分析した上で補正する。一つだけでは明らかに危険です。そしてそれ以上に真実に近づく方法。それは直接人に会う。面当向かって話を聞く。そして同時に自分の意見を聞いてもらう。何より重要なことは、自分の目で実物を確かめる。自分自身が生で体験する。それなしに真実を見極めることはできないでしょう。それが科学の精神です。
だからみなさん。フィールドに出ましょう。現場に行きましょう。
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